Meracle Health、世界最大級メドテックアクセラレーター「MedTech Innovator APAC 2026」に採択――680社超から上位3%の20社に選出

29/05/2026

シンガポール発の呼吸器デジタルヘルス企業Meracleが、アジア太平洋地域最大規模のメドテック支援プログラムへの参加権を獲得。10月のグランドファイナルで最大27万5,000米ドルの賞金を競う。

シンガポールを拠点とするデジタルヘルステック企業Meracleは、アジア太平洋地域で最も権威あるメドテック支援プログラムの一つである「MedTech Innovator Asia Pacific(MedTech Innovator APAC)2026」に、680社を超える世界中からの応募者の中からトップ20社の一社として選出された。採択率は上位3%に相当する。

MedTech Innovator APACとは

MedTech Innovator APACは、アジア太平洋地域における医療機器・デジタルヘルス分野のスタートアップを対象とした競争型アクセラレータープログラムである。採択企業には、業界専門家によるメンタリング、グローバル投資家へのアクセス、および戦略的パートナーシップの機会が提供される。プログラムのハイライトは、2026年10月26日にシンガポールで開催されるグランドファイナルであり、最大27万5,000米ドルの賞金をかけた最終ピッチが行われる予定。

Meracleの事業概要

Meracleは、小児喘息をはじめとする慢性呼吸器疾患の管理を改善するスマート吸入デバイス「WhizzSpacer™」を主力製品とするシンガポール発のメドテック企業である。同製品は肺への薬剤デリバリー効率を高めるとともに、服薬データをリアルタイムで追跡・記録し、医療従事者や患者が治療効果を継続的に評価できる仕組みを提供する。

 

グローバル展開においても着実な実績を積み上げている。欧州ではルクセンブルク保健省から135万ユーロの補助金を獲得し、EU市場への規制承認ルートを確立。日本市場については、2024年10月にPMDA(医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく審査機関)へのクラスI医療機器としての届出を完了しており、Micron社との連携のもと商業展開を活発化させている。

「シンガポール、欧州、日本と三市場での規制対応を同時に進めているスタートアップは稀有であり、Meracleの事業推進力は特筆に値する。」― MedTech Asia 編集部コメント

今後の展望

Meracleは2026年6月にサンフランシスコで開幕するInnovator Summitを皮切りに、約5カ月間のプログラムに参加する。メンタリングセッションや投資家へのプレゼンテーション機会を経て、同年10月26日のグランドファイナルで賞金獲得を目指す。呼吸器疾患の管理における未充足ニーズが高い日本市場でも、本採択を契機とした認知向上と事業加速が期待される。

https://www.businesswire.com/news/home/20260519577679/en/MedTech-Innovator-Asia-Pacific-Selects-Top-20-Startups-for-2026-APAC-Accelerator-Program-from-680-Applicants